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宅建の難易度は?合格率の推移と合格に必要な勉強戦略を解説

「宅建って難しいの?」「自分でも合格できる?」
宅地建物取引士(宅建士)に興味を持った方が最初に気になるのは、試験の難易度ではないでしょうか。
結論から言えば、宅建は「正しい学習方法で十分な時間を確保すれば、合格できる試験」です。ただし、合格率は17〜19%台で推移しており、何の準備もなく受かる試験ではありません。
この記事では、合格率の推移データ・科目別の難しさ・他資格との比較・合格に必要な勉強戦略まで、宅建の難易度を多角的に解説します。
目次
宅建試験の合格率はどれくらい?過去5年の推移

宅建試験は毎年10月に実施される国家試験で、受験者数は年間20万人を超えます。まずは直近5年の合格率を確認してみましょう。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 |
|
令和3年度(2021、10月試験) |
209,749人 |
37,579人 |
17.9% |
34点 |
|
令和4年度(2022) |
226,048人 |
38,525人 |
17.0% |
36点 |
|
令和5年度(2023) |
233,276人 |
40,025人 |
17.2% |
36点 |
|
令和6年度(2024) |
241,436人 |
44,992人 |
18.6% |
37点 |
|
令和7年度(2025) |
245,462人 |
45,821人 |
18.7% |
33点 |
合格率はおおむね17〜19%の間で推移しており、5〜6人に1人が合格する計算です。
合格点は50問中33〜37点の間で年度ごとに変動しており、直近の令和7年度は33点と近年では低めの水準でした(※)。
令和6年度は申込者数が30万人を突破するなど、受験への関心も高まっています。また、受験者数も近年は増加傾向にあります。
宅建はどれくらい難しい?他の資格と比較

宅建の難易度を他の法律系・ビジネス系資格と比較すると、その位置づけが見えてきます。
|
資格 |
合格率 |
勉強時間の目安 |
難易度 |
|
ITパスポート |
約50% |
100〜150時間 |
★☆☆☆☆ |
|
日商簿記2級 |
約20〜30% |
200〜350時間 |
★★☆☆☆ |
|
FP2級 |
約40〜60% |
150〜300時間 |
★★☆☆☆ |
|
宅建 |
約17〜19% |
300〜400時間 |
★★★☆☆ |
|
行政書士 |
約10〜15% |
600〜800時間 |
★★★★☆ |
|
社会保険労務士 |
約5〜7% |
800〜1000時間 |
★★★★★ |
宅建は「中の上」程度の難易度です。簿記やFPよりは難しいものの、行政書士や社労士に比べると手が届きやすい資格といえるでしょう(各資格の合格率・勉強時間は各実施団体の公表データに基づく目安であり、年度により変動します)。
法律系資格の入門として最初に挑戦する方も多い試験です。
科目別の難易度——「権利関係(民法等)」が最大の壁
宅建試験は4科目から出題されます。科目ごとに難易度と出題比率が異なるため、戦略的な学習が重要です。

権利関係(民法等):14問/難易度★★★★★
宅建試験で最も多くの受験者を悩ませるのが「権利関係(民法等)」です。民法・借地借家法・不動産登記法・区分所有法から出題され、法律的な思考力が求められます。
暗記だけでは対応できず、「なぜこのルールが存在するのか」を理解したうえで事例問題に適用する力が必要です。初学者がテキストを読んだだけでは腑に落ちないことも多く、独学で挫折する最大の要因がこの科目だといわれています。
宅建業法:20問/難易度★★☆☆☆
宅建試験の出題数が最も多い科目であり、同時に最も得点源にしやすい科目でもあります。宅建業に関するルール(免許制度・媒介契約・重要事項説明など)を正確に暗記すれば、高得点が期待できます。
この科目で18問以上を確保できるかどうかが、合格を左右するといっても過言ではないでしょう。
法令上の制限:8問/難易度★★★☆☆
都市計画法・建築基準法・農地法・土地区画整理法などから出題されます。
覚えるべき数値(建ぺい率・容積率・道路幅員など)が多いため暗記力が試されますが、パターンが決まっている問題も多く、繰り返し学習が有効です。
税・その他:8問/難易度★★★☆☆
不動産に関する税金(所得税・固定資産税・登録免許税等)と、土地・建物の知識が問われます。出題範囲が広い割に配点が少ないため、頻出テーマに絞った学習が効率的です。
科目別の攻略バランス
合格のための得点戦略を整理すると、以下のようになります。
|
科目 |
出題数 |
目標得点 |
戦略 |
|
権利関係(民法等) |
14問 |
8〜9問 |
完璧は目指さない。頻出テーマを確実に |
|
宅建業法 |
20問 |
18〜19問 |
最優先。満点近くを狙う |
|
法令上の制限 |
8問 |
6〜7問 |
数値の暗記を徹底 |
|
税・その他 |
8問 |
5〜6問 |
頻出テーマに絞る |
|
合計 |
50問 |
37〜41問 |
37点以上を目標に、合格ラインを安定して上回る得点を目指す |
出題数の多い宅建業法で得点を積み上げ、失点しやすい権利関係(民法等)をカバーするのが、多くの資格予備校が推奨する得点戦略です。
合格に必要な勉強時間の目安
一般的に、宅建合格に必要な勉強時間は300〜400時間程度が目安とされています(勉強時間は、資格予備校各社の公開情報をもとにした参考値です)。
法律系資格の初学者なら400時間程度、他の法律系資格の学習経験がある方なら300時間程度で合格圏に届くケースが多いといわれています。
1日あたりの学習時間別に換算すると、以下の通りです。
|
1日の学習時間 |
所要期間 |
|
1時間 |
約10〜13ヶ月 |
|
2時間 |
約5〜7ヶ月 |
|
3時間 |
約3〜5ヶ月 |
|
5時間(フルタイム学習) |
約2〜3ヶ月 |
仕事や学校と並行して学ぶ場合、毎日2時間を確保するのが現実的な目安です。
試験は毎年10月のため、4月頃から始めれば約半年間で対策できます。
専門学校で学ぶ場合は、カリキュラムの中に試験対策が組み込まれているため、自分で学習時間を確保する負担が大幅に軽減されます。
「難しい」と感じる理由と対処法

宅建を「難しい」と感じる理由は、主に3つに集約されます。
理由1:法律の言い回しに慣れていない
「善意の第三者」「対抗要件」「瑕疵」といった法律用語は、日常生活では使わない独特の表現です。初めて法律を学ぶ方にとっては、テキストを読むこと自体が苦痛に感じるかもしれません。
対処法: 法律用語の意味を「自分の言葉に置き換える」練習をすると、理解のスピードが上がります。専門学校や予備校では、講師が具体例を交えながら噛み砕いて説明するため、独学よりもスムーズに法律の言い回しに慣れることができます。
理由2:範囲が広くて全体像が見えない
宅建の試験範囲は4科目にわたり、権利関係(民法等)だけでもカバーすべき論点は膨大です。「何をどこまでやればいいのかわからない」という状態は、学習効率を大きく下げてしまいます。
対処法: 最初の1ヶ月は全科目の全体像をざっと把握する「通読期間」に充て、2ヶ月目以降は科目別に深堀りする「集中期間」に切り替える方法が効果的です。
理由3:合格点が毎年変わるため目標が定まらない
宅建試験は相対評価方式を採用しており、合格点は年度によって33〜37点の間で変動します。「何点取れば絶対に受かる」という明確な基準がないため、不安を感じる方もいるでしょう。
対処法: 過去5年の合格点の最高値である37点を目標にし、模試では40点以上を安定して取れる状態を目指すのが安全です。
仙台大原の宅建コースが選ばれる理由

仙台大原簿記情報公務員専門学校の宅地建物取引士コースでは、法律初学者でも基礎から段階的に学べるカリキュラムを用意しています。
権利関係(民法等)の基本概念から丁寧に指導するため、「法律の言い回しについていけない」という不安を解消できる環境です。加えて、宅建の試験対策と並行してFP技能検定や日商簿記にも挑戦できるため、「宅建に落ちたら何も残らない」というリスクを避けられる点も大きなメリットではないでしょうか。
仙台大原では在学中に平均7.6個の資格を取得しており(2025年度実績)、「一つの学校で複数の武器を手に入れる」環境が整っています。
よくある質問

Q: 宅建は高校生でも受かりますか?
A: 受験資格に年齢制限はないため、高校生でも受験できます。ただし、試験範囲が広く法律の専門知識を要するため、高校の勉強と並行して合格するには相当な努力が必要です。高校卒業後に専門学校で集中して対策するのが現実的なルートでしょう。
Q: 宅建は何回目で受かる人が多いですか?
A: 公式に公表された統計ではありませんが、資格予備校や資格情報サイトのアンケート集計によると、初回受験で合格する方が4割程度と最も多く、平均受験回数は2回前後とされています。体系的なカリキュラムで学んだ場合は、初回合格率が高まる傾向にあるといわれています。
Q: 宅建の勉強はいつから始めるべきですか?
A: 試験は毎年10月のため、初学者なら遅くとも4月には学習を始めるのが理想です。専門学校に通う場合は、カリキュラムに沿って入学時から段階的に対策が始まるため、開始時期を自分で判断する必要はありません。
まとめ

宅建試験の合格率は17〜19%で、決して簡単な試験ではありません。
しかし、科目ごとの特性を理解し、正しい戦略で学習すれば十分に合格できるレベルです。法律系資格の入門として「中の上」の難易度に位置づけられる宅建の最大の壁は権利関係(民法等)であり、独学では法律用語の理解でつまずくケースが多く見られます。
一方で、出題数の多い宅建業法で高得点を確保し、権利関係(民法等)の失点をカバーするのが多くの合格者に共通する得点パターンであり、そのために必要な勉強時間はおよそ300〜400時間程度、体系的に学べる環境の有無が合否を分けるといえるでしょう。
「難しいから諦める」のではなく、「難しいからこそ正しい環境で学ぶ」という発想が合格への近道です。気になる方はオープンキャンパスで実際のカリキュラムを確認してみてください。
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