コラム

消防士になるには?消防採用試験や必要なスキル、業務内容についてご紹介


公開日:2023/11/2900更新日:2023/11/29

消防士は、地方自治体の消防本部や消防署に所属する一般職の地方公務員で、火災や災害発生時に消火活動や人命救助を担います。また、地域の住民に対して火災予防や防災安全を呼びかけるのも業務のひとつです。

 

こうした消防士になるためには、採用試験に合格する必要があるのに加え、災害現場での職務を遂行するための特別な訓練を行わなければなりません

 

この記事では、消防士とはどのような職業なのか具体的に解説したのち、消防士になるまでの流れについて詳しく解説していきます。

   

 消防士とは



消防士は、地方自治体の消防本部や消防署に属する一般職の地方公務員で、正式には「消防吏員」と呼ばれています。

 

主な仕事は、次の通りです。

 

災害対応業務:火災現場にポンプ車やはしご車などで駆けつけ、消火活動や救助活動を行う。また、オイル漏れやガス漏れなど、広範囲に被害が想定される場合には、高度な知識や技術を持った部隊が出動し、万一の事態に備えることもある。

 

災害予防業務:建物の設計段階からかかわり、防火に関する審査や指導、竣工後の検査などを行うことで、安全な建物づくりを推進する。また、建物や店舗の消防用設備を検査する防火査察や、事業所の消防計画の作成指導、ガソリンスタンドなど危険物施設を設置する際の許可や検査業務も行う。

 

防災安全業務:地域住民を対象とした広報活動やイベントの実施、地元の消防団への指導などを行うことで、地域や住民の防災意識を高める。具体的には、地震発生時に身を守る方法や家具類の転倒などを防ぐ方法を広めたり、イベントなどでは消火器を用いた初期消火のやり方や救護方法などの指導を行ったりする。

 

これらの他にも、空からの消火や救助などを行う「航空隊」、水難事案に対応する「水難救助隊」、山での救助活動を行う「山岳救助隊」など、特殊な環境下で活動する消防士も存在します。

 

 消防士になるには?

消防士になるには、具体的にどうすれば良いのでしょうか。主なステップは次の通りです。

 

・消防職員採用試験を受ける

・試験合格後は消防学校に入学する

 

消防採用試験を受ける

地方公務員である消防士になるには、各自治体が実施する消防職員採用試験に合格しなければなりません

 

詳しい条件は自治体によって異なりますが、多くの自治体では試験の種類ごとに年齢制限を18歳〜30歳くらいに設定しています。

 

また、年齢以外にも身長や体重などにも受験資格が設けられているところもあり、男女ともに基準を満たさなければ、消防士の採用試験は受けられないとされています。

 

ですが、基準さえ満たしていれば、経歴を問わず試験を受けることができるので、誰にでもチャンスはあると言えるでしょう。

 

試験内容は、一次試験と二次試験が行われる場合が多く、一次試験では教養や適性検査、小論文など、主に筆記の試験が行われ、二次試験では個別に面接をしたり、体力検査を行ったりなど、人物試験を中心に進められます。

 

試験内容も各自治体で内容が異なるので、就職を考えている自治体の募集要項や試験の概要などは十分に確認し、対策をするようにしましょう。

 

試験合格後は消防学校に入学



採用試験に合格した後は、消防士の教育機関である「消防学校」に約6ヶ月間入校し、消防士になるために必要な初任教育を受けます

 

具体的には、消防士として必要な防災や建築分野の知識に加え、公務員として求められる教養を学びます。また、ロープを使った訓練やはしご訓練、消火訓練といった「実務訓練」も消防学校で身につけます。

 

加えて、初任教育では決められたルールの中で集団生活を行うことで、1分1秒を争う現場で活動するための体力や精神力、心得を学びます。

 

ゆえに、消防学校での指導や生活は厳しくなるといわれていますが、こうしたハードな訓練を経ることで、立派な消防士へと成長していくのです。

 

具体的な訓練内容については、非公開にされているケースがほとんどですが、消防学校によっては訓練施設の案内などをしているところもあるので、詳しく知りたい人は各消防本部に問い合わせたり、ホームページなどを確認したりすると良いでしょう。

 

 より確実に消防士をめざしたい人は

消防士になるためには、採用試験に合格し、消防学校で必要な訓練を受ける必要がありますが、何よりもまず大きなハードルとなるのが、消防職員採用試験への合格でしょう。

 

もちろん、独学で合格をめざすこともできますが、消防職員採用試験の試験範囲はとても広く、それらすべてを完全に網羅するのはかなりハードになります。しかも、採用試験では体力面のテストも行われるため、一人で試験に挑むのはなかなか大変な場合が多いでしょう。

 

仙台大原簿記情報公務員専門学校では、採用試験で問われる教養試験や適性試験対策を実施しています。加えて、学内にはトレーニング施設なども充実しているため、採用試験で行われる体力試験対策もしっかり行うことができます。

 

こうした学力面だけでなく、体力面の対策も万全にして試験に臨めるのは、仙台大原簿記情報公務員専門学校の大きな魅力です。

 

消防官など公安職に特化したコース(1年制と2年制あり)もあるので、絶対消防官になりたいという方はこちらがおすすめです。

 

   

 まとめ

今回は、消防士になるにはどうすれば良いのか、具体的な仕事内容とあわせて解説しました。

 

近年、日本は大規模災害に見舞われることも増え、消防士の救助活動が必要となる機会が多くなっています。そして、その傾向は今後もさらに高まるとの見方が強いです。

 

ですがそんな中、一部の消防署では人員不足が問題となっており、消防士の増員は待ったなしとも言われています。

 

消防士は、ときに自身の身が危険にさらされることもある職業です。ですが、困っている人を直接助けることができるため、非常にやりがいのある職業とも言えます。また、消防士は公務員でもあるので、社会的な信用も高く、各種手当や補償なども手厚くなっています。

 

知識面だけでなく、体力面でも高い技術と専門性が必要になる職業ですが、地域の安全を守りたい、困っている人を助けたいと思う人は、ぜひ消防士をめざしてみてください。

 


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この記事の監修者
仙台大原簿記情報公務員専門学校

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