コラム

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再進学(学び直し)

学び直しを検討中の方に読んで欲しい!メリットや注意点とは?

「人生100年時代」といわれる中、いくつになっても働いて、確実に収入を得られるようなスキルや資格を身につけようと「学び直し」する人が近年増えています。

 

学び直しとは、社会人になってから大学・専門学校・短大に入り直すことで、転職や再就職に役立てようというものです。国家資格といった特別な資格の取得をめざせることに加え、専門の教育機関だからこそできる授業を受けられるなど、メリットも大変多いです。

 

しかし、学校に通うわけですから、費用や通学など不安に感じる部分もあるでしょう。

 

そこで今回は、学び直しのメリットや、実際に再進学する際にぜひ気をつけておきたい備えについて解説していきます。ぜひ、参考にしてください。

学び直し(リスキリング)とは

 

学び直しとは、社会人になってから、もしくは大学や短大、専門学校などを卒業してから、改めて学校に進学することを指し、近年学び直しする人は増加傾向にあります。リスキリングという職業能力の再教育を指す言葉も一般的になるほど、学び直しを国としても推進・奨励しています。

 

その背景には、「人生100年時代」と呼ばれるように、平均寿命が急速に伸びている中、これまでのような寿命が70〜80歳を前提としたライフスタイルでは、人生を全うできないのではないかという不安があると考えられます。

 

こうした将来に対する不安を払拭し、なおかつ年々進歩を続けるテクノロジーに対応するために、「学び直し」や「再進学」に現在強い関心が集まっています。

 

また、国も「人生100年時代」を見据え、働きながらでも勉強ができる制度の整備を着々と行っています。

 

これからの時代は、多様なライフスタイルやライフステージの変化に合わせた生き方や働き方、学び方がより一層求められると考えられます。人生の選択肢を増やすためにも、「学び直し」や「再進学」は今後さらに重要になってくるかもしれません。

学び直しをするメリット

学び直しすることによって、私たちにどんなメリットがあるのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

本当に学びたいことが学べる

 

改めて大学や専門学校に進学し直すことで、自分が本当に学びたいことを学ぶチャンスが得られます

 

「本当は医学部に入りたかったけど、学費が高くて入れなかった…」とか、「本当は海外で仕事がしたかったけど、親の勧めで日本の企業に就職した…」など、自分が本来学びたいと思っていたことを学生時代に学ぶことができず、就職も希望の職種になれなかった人は意外と多いのではないでしょうか?

 

また、「特に将来のビジョンもなく進学と就職をしてしまったせいで、実際はもっと選択肢があったのではないかと毎日悶々としてしまう…」といった悩みを持つ人もいるかもしれません。

 

このような、進学や就職で自分の納得できる結果を残せなかった人にとって、再進学は有効な手段といえます。大学や専門学校に入り直して本当に勉強したかったことを学ぶことによって、その分野への知見や興味が湧き、新たな学びが得られるかもしれません。

 

さらに、これまでとは別分野の知識や技術を得ることによって、将来のキャリアアップにつなげることもできるでしょう。

資格取得ができる

 

学び直しをすることで、資格の取得をめざすこともできます。

 

特に、国家資格や専門職に就くための資格は、大学や専門学校など専門の教育機関で講義・実習を受けなければ取得できないものが多いです。しかも、こうした専門の資格が必要な職種は、今後も一定の需要が見込まれます。

 

例えば、人は生きている限り何かしらの怪我や病気をするものなので、医療関係の仕事はどんなときにおいても求められる職業といえます。同じく、人が社会を形成する限り人権や財産、健康などの権利は守られる必要があるため、法律に関わる仕事も一定の需要があります。

 

また、取得すれば就職にも非常に有利になるため、転職や再就職の選択肢を増やせる可能性がある学び直しは、とても効果的な方法といえるでしょう。

教育訓練給付金を利用できる可能性がある

 

学び直しをする際に、教育訓練給付制度を利用できる可能性があります

 

教育訓練給付制度とは、働く人たちの主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的に制定された制度で、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に受講費用の一部で補助を受けることができます。

 

詳しくは後述しますが、教育訓練給付金は一定の要件をクリアすれば誰でも給付を受けることが可能で、場合によっては普通に大学や専門学校に進学するよりも費用を抑えられる可能性があります。

 

しかも、この制度は資金面や再就職において手厚いサポートを受けることもできるので、働きながら資格取得やキャリアアップしたい人に打ってつけの制度といえるでしょう。

【後悔しないために】学び直しをする前にしておきたい備え

しかしながら、実際に再進学をしようと思うと、いろいろと不安を感じるのも事実ですよね。ここからは、後悔しないためにしておきたい再進学の備えをよくある不安から解説していきましょう。

学費はどうやって捻出する?

 

学び直しや再進学で最も不安に感じるのが、学費や費用面での不安でしょう。

 

大学や専門学校などに入学する際には、ある程度のまとまったお金が必要です。これまでの貯蓄で払い切れるかどうか、不安に感じると思います。特に、現役の学生時代に奨学金を借りていて、その返済がまだ残っている人にとっては、より不安が募ることでしょう。

 

そこで、まずは学費をどうやって捻出するのか、無事スキル取得や資格取得を終え、卒業するまで学費を払い切ることができるのか、綿密な計画を立てることが重要です。

給付金や奨学金制度は使える?

 

そして、学費の用意と合わせて考えてほしいのが、給付金制度や奨学金制度を使うことができるのかどうかです。

 

前述したように、国は働く人たちのさらなるキャリアアップを促進するために教育訓練給付制度を設けており、一部の受講費において給付を受けることができます。

 

教育訓練制度には、そのレベル等に応じて専門実践教育訓練、特定一般教育訓練、一般教育訓練の3つの種類があり、それぞれにおいて給付の対象や支給額が異なります。

 

例えば、専門実践教育訓練は一定の条件を満たす雇用保険の一般被保険者等(在職者)または一般被保険者等だった人(離職者)が対象で、訓練受講中は6か月ごとに受講費用の50%(年間上限40万円)が最大3年間支給されます。そして、資格取得等をして、かつ訓練修了後1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された場合は、受講費用の20%(年間上限16万円)が追加で支給されます。さらに2024年5月10日に成立した「雇用保険法等の一部を改正する法律」により、2024年10月1日以降、受講後に賃金が上昇した場合、受講費用の10%(合計最大80%)が追加支給されることとなりました。

 

この他にも、職種や資格によっては自治体の補助を受けられたり、学校独自の奨学金制度を利用できたりする場合もあります

 

一例として仙台大原簿記情報公務員専門学校では特待生制度があり、社会人も対象になっています。

 

最大192万円の減免がある特待生制度|仙台大原簿記情報公務員専門学校

 

学費を低く抑えられる可能性があるため、制度のチェックは入念に行い、利用できるものは積極的に活用していきましょう。

勉強と仕事の両立はできる?

 

学費の目処がついて次に不安を感じるのは、実際に行う勉強のことでしょう。

 

特に、働きながら学び直しをしようと考えている人にとって、学業と仕事の両立はクリアしなければいけない重要な問題です。せっかくキャリアアップのために再進学をしたにもかかわらず、学業も仕事もおろそかになってしまっては本末転倒です。

 

ですので、今自分が通おうとしている学校や受講内容は、仕事との両立は可能なのかしっかりと吟味することが大切です。

 

具体的には、夜間大学などは夜に開校しているため、昼は社会人、夜は学生という生活スタイルを送ることができます。

そもそも学び直しを歓迎している?

 

最後に、そもそも大学や専門学校自体が、学び直しを歓迎しているかも重要なポイントです。

 

昨今の学び直し促進によって、学校側が社会人の再進学を積極的に受け入れ、さまざまなサポートをしてくれることが増えています。このような学校は、社会人の再入学にも慣れているため、対応がスムーズに行われる場合が多いです。

 

実際、学び直しを推進している大学や専門学校は、前述したように学校側独自の奨学金制度や特待生制度を設けている場合や、再就職や転職のサポートをしてくれるといった環境が整えられているケースがよく見られます。

 

しかし、大学や専門学校があまり社会人の学び直しに慣れていないと、適切なサポートを受けられないことが考えられます

 

何より、入学したのは良いものの、いざ授業が始まると周りはみんな自分よりも年下ばかりで、「肩身が狭い」「居心地が悪くて辛い思いをした」と感じるケースはよくあります。

 

こうしたことを回避するためにも、自分が通いたい大学・専門学校がどれくらいの学び直しを受け入れているか、そして学び直しがどれだけ卒業生の再就職や転職に役立っているか、実績を確認することも忘れないようにしましょう。

 

仙台大原簿記情報公務員専門学校では約6人に1人が学び直しをしています

 

学び直しをされた方の中には、大学・短大生、専門学校生、社会人などさまざまな経歴の方がいます。

 

多くの資格を取得し、一般企業で働きたい。公務員試験にチャレンジして、地元で働く公務員をめざしたい。そんな夢を持った高校既卒の方が多数在籍しているので安心です。

まとめ

今回は、社会人が大学に入り直して新たなスキルや資格取得をめざす学び直しについて深掘りしました。

 

昨今のライフスタイルの変化や社会情勢によって、学び直しで自分のキャリアアップをめざす人が増えています

 

学費や仕事との両立といった不安はありますが、自分の好きなことを学びながら人生の選択肢を増やすことができる学び直しは、今後さらにメジャーになり、浸透していくでしょう。

 

現状の仕事や環境に満足できない人は、学び直しを検討してみるのをおすすめします。

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【この記事を書いた人】

仙台大原簿記情報公務員専門学校

仙台駅から徒歩5分/6系統32コース設置
仙台大原は全国46都市111校ある大原のグループネットワーク校です。初めて学ぶ分野でも基礎から安心して学べ、結果に結び付けられるカリキュラムや過去の出題傾向をもとに作成された独自の教材と授業スタイルが特長です。

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