コラム
COLUMN
なるには 進路選択
進路選択に悩む高校生必見!やってはいけないNG行動とやるべき3STEP
「私の進路どうしよう…」
「進路ってどうやって選べばいいんだろう…」
このように悩んでいる高校生はいませんか?高校卒業後の進路選択は、まさにその後の人生を大きく左右するかもしれない重要な決断です。だからこそ、後悔しない選択をしたいですよね。
そこでこの記事では、高校生のみなさんに向けて、進路選択でやってはいけないNG行動と、やるべき3STEP、そして後悔しないために今からできることについて解説していきます。ぜひ、参考にしてください。
目次
【高校生向け】進路選択でやってはいけないNG行動3選
高校生になると、親や学校の先生に「自分の将来のために進路について考えましょう」と言われることが増えますよね。
ですが、「やりたいことが思いつかない」とか、「自分にどんな職業があっているのかわからない」というのが本音ではないでしょうか?
そこで、まずは高校生のみなさんが進路選択をする際にやってしまいがちなNG行動を3つご紹介します。
「なんとなく」で決める
1つ目が、「なんとなく」で決めることです。
「なんとなく、安定してそう」とか「なんとなく、将来に役立ちそう」とか「なんとなく、周りがみんなそうだから」といった主体性を失った選択は危険です。
これから先、自分の仕事や人生に向き合わなければならないときが来ます。そんなとき、もしその選択が自ら主体的に選んだ進路でなかった場合、きっとやる気も下がり、モチベーションの維持も難しくなるでしょう。
「確かに将来役には立つけど、本当にやりたいことかな?」「私にとって、本当に好きなことってなんだろう?」というように、自らの選択を自らの意志で行っていくことが、進路選択では必要になります。
家族や先生に言われるがまま決める
2つ目が、家族や先生に言われるがままに決めてしまうことです。
例えば、親に「お母さんはこの大学がいいと思うの!」と言われたり、学校の先生から「君の成績なら、この大学がいいんじゃないか?」と言われたりすることがあるでしょう。
もちろん、彼らはあなたのために提案してくれているし、その提案が自分の将来に有益なアドバイスだと思えるなら、親や先生に言われたとおりに行動しても良いでしょう。
ですが、自分の本心に目を向けず、誰かに言われるがまま進路を決めてしまうと、将来思うような結果を残せず「こんなはずじゃなかったのに!」と強く後悔することにつながります。また、将来のあらゆる場面で決断を迫られた時に、自らの意志で決めることができなくなる恐れがあります。
自分の進みたい進路と周囲に勧められた進路がたとえ違ったとしても、その通りにする必要はありません。むしろ、自分の進路選択にはしっかりと責任を持ち、主体的に選択していくことが、今後の人生において何より重要といえるでしょう。
とにかく有名大学に行こうとする
3つ目が、とにかく有名大学に進学しようとすることです。
確かに、誰もが知っている有名大学を卒業すれば、自分に自信も持てるし、ネームバリューもあるので就職にも有利かもしれません。
ですが、こうした考えは有名大学に進学することや、有名企業に就職することをゴールとしているため、その目標が達成されたら途端にやる気をなくしてしまいます。いわゆる「燃え尽き症候群」になる可能性が非常に高いのです。
進路選択のゴールは大学入学でも、大企業への就職でもありません。自分が将来どうなりたくて、どのように社会に貢献していくのか、これが最大のゴールです。
大学の就職率やネームバリューに惑わされず、自分で選択することが大切です。
進路選択でやるべき3STEP
上記を踏まえたうえで、具体的にどのようにすれば進路選択を主体的に行っていくことができるのでしょうか?
進路選択でやるべき3STEPについて解説していきましょう。
好きの棚卸し
まずは、「好きの棚卸し」を行います。
「好きの棚卸し」とは、自分の好きなことや関心があることは何なのか知る作業です。
例えば、「映画を観るのが好き」とか「サッカーをするのが好き」、「キャンプが好き」といった感じです。
そして、好きなことをいくつかあげ終わったら、どうしてそれが好きなのか、どんなことをしているときがより楽しいのかなど、より詳しくその好きなことに対して分析を行っていきます。
<例>映画が好き
映画を観るのが好き→洋画を観るのが好き→洋画を字幕で観るのが好き
それはどうして?
- 好きな俳優が出ているから
- 英語の勉強にもなるから
- 映画の世界観をより味わえるから など
得意の分析
次に、「得意の分析」を行います。
「得意の分析」は、文字通り自分にとって得意なことは何か、自分が人よりも上手にできることは何かについて深掘りしていく作業です。
例えば、次のように行います。
- 料理が得意
- 英語が得意
- 絵を描くのが得意
- 1つの物事を追求するのが得意 など
このときのポイントは、人と比べないことです。
確かに、その道のプロに比べれば出来は悪いかもしれません。ですが、その得意なことで人に褒められたことがあるとか、他の人よりも高く評価されたことがあるならば、それはれっきとした自分の得意なことです。
ですので、分析では人と比べず、自分の心と向き合うと良いでしょう。
絶対に譲れない価値観を見極める
最後に、「絶対に譲れない価値観」について考えます。
「絶対に譲れない価値観」とは、今の社会や世間に対して「どうしてこうなんだろう?」と思うことや、「もっとこうだったらいいのに」と思うこと、「自分はこんな人間でありたい」という思いのことで、それを自分の中で深掘りしていきます。
<例>
- どうして人種差別はなくならないんだろう
- もっと外国の人と気軽に話せるようになれば良いのに
- 私はグローバルな視点を持った人間でありたい など
そして、すべてのステップを終えて振り返ってみると、好きなこと・得意なこと・価値観に共通する内容が見えてきます。
今回の場合だと、「グローバルな視点を持ち、英語を駆使して海外の人とも積極的にコミュニケーションを取れるようにしたい」というのが、進路として考えられる選択肢と言えそうです。
ここから、より具体的な仕事に落とし込むとどうなるか、それを叶えるにはどの大学、どの専門学校に行けば良いかというようにしていけば、自分が進むべき進路も明確に見えてきます。
もう「なんとなく」で大学を選ぶこともなければ、周囲の意見や大学のネームバリューだけで選ぶこともないでしょう。
進路選択で後悔しないために今からできること
ここまで、高校生が進路選択でやってしまいがちなNG行動と、行うべき3STEPについて解説してきました。これらに気をつけて自己分析をすれば、大きく進路選択を誤ることも少なくなるでしょう。
そして、自分の進むべき進路や大学や専門学校の選択ができたら、受験に挑むための準備もしっかり行えます。
ここからは、自分の進路がある程度固まってきた高校生が、より合格へと近づくためにできることについて解説します。
情報収集はしっかりと
何よりもまずは、情報収集をしっかりと行いましょう。
よく起こる進路選択時の後悔として、次のようなものがあります。
- 英語が好きだから大学に入ったけど、授業が始まったら英文学の授業ばかりで、英会話の授業がほとんどなかった
- 受験科目に数学が含まれているのを試験の直前に気づいた
- 大学に入ったら留学しようと思っていたのに、大学に留学支援のシステムがなかった
- 得意科目が多いから文系を選んだけれど、受験には理系レベルの数学が必要だった など
このように、事前の情報収集を怠ったために、希望の大学に入れなかったり、入学しても思い描いていたような授業を受けられなかったりすることがあります。
敵を知らずして、戦いには出られません。状況が突然変わることも念頭におき、常に入りたい学校の情報はチェックしておくことが大切です。
関連ニュースも積極的にチェック
学校の情報と合わせて、自分が進みたい分野の関連ニュースにも目を通しておきましょう。
近年、大学受験では出題形式はマーク式から記述式、面接でも成績重視から人柄重視というように、論理的な思考力やその場の対応力などが問われることが増えました。その中で、時事ネタやその分野に関連するニュースについて論理的に記述したり、話したりする場面も多くなっています。
ですので、国語・数学・英語・理科・社会だけでなく、世の中で起こっているさまざまな出来事、特に自分が進みたい分野に関連するニュースにはしっかりと目を通しましょう。そして、それについて語れるようになっておくと、より合格を引き寄せる力になってくれます。
【最後に】進路に悩む高校生のみなさんへ
最後に、進路選択で悩む高校生のみなさんへ大事なお知らせです。
仙台大原簿記情報公務員専門学校は、公務員合格をはじめ、事務職、ビジネス、法律、税理士・会計士、情報系の資格取得・就職をサポートする専門学校です。
本校では、どんな進路を選べば良いかわからない高校生の方々に向けて、進路選択のサポートをしています。
下記から資料請求とオープンキャンパスについての情報を見ることができるので、ぜひ活用してください。
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まとめ
今回は、高校生の進路選択について解説しました。
大学進学は、その後の人生に関わる大きな決断です。最近は、さまざまな情報が世の中に溢れ、どれが正しいのか、自分はどうなりたいかが見えにくいかもしれません。
ですが、自分自身にとことん向き合い、分析することで、将来のビジョンや進みたい道は自ずと見えてきます。大切なのは、人任せにせず、主体的に選択していくことです。
高校生のみなさんは、ぜひ後悔のない選択をするようにしてください。