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デジタルマーケターになるには?仕事内容や必要な資格について解説!IT関係をめざす方必見!
ウェブサイトやSNSなどでマーケティング戦略を行う「デジタルマーケター」は、消費者ニーズの多様化やデジタル化が進む現代において欠かせない存在といえます。
ですが、具体的にどのような仕事をするのか、そしてどうすればデジタルマーケターとして働くことができるのか、よくわからないという方もいるでしょう。
そしてこの記事では、デジタルマーケターの仕事内容について詳しく解説したのち、デジタルマーケターとして働くための方法と、求められる資格やスキルについて解説していきます。
目次
デジタルマーケティングとは
デジタルマーケターについて解説する前に、「デジタルマーケティング」とはどのようなものなのかについて解説していきます。
デジタルマーケティングとは、インターネットやITなどのデジタル技術を活用したマーケティング※手法です。
企業がマーケティングをする際、今のようにインターネットが普及する前は、いわゆる大きな集団(マス)へのマーケティングを行うのが主流でした。
ですが、時代が進んでインターネットが出現すると、個人がどのウェブサイトへアクセスしたかを分析したり、個人に向けてメルマガを送信したりなど、よりターゲットを個人に絞ったマーケティングが台頭し始めました。
そして、最近はウェブやメールだけではなく、実店舗での購買行動をビックデータやAI技術などによって分析し、顧客の嗜好だけでなく、隠れたニーズやトレンドまで読み取るマーケティングが行われています。
つまり、こうしたインターネットをはじめとした最新のデジタル技術を活用することで、あらゆるタイプの顧客に対し、戦略的にマーケティングを行うことを「デジタルマーケティング」と呼ぶのです。
※マーケティングとは…予算や時間、労働力といった限られた資源を効率良く使って、「モノが売れる仕組みを作ること」です。提供できる価値と顧客が求める価値が合致しなければ、継続的に売ることはできません。市場・競合調査からはじまり、商品企画、ターゲット設定、コンセプト設定、集客方法など一連の経済活動を網羅したマーケティングを学ぶことにより、基本さえ押さえれば、あらゆる市場でその手法・ツールを活用することができます。潜在顧客へのアプローチやコスト削減、価格戦略に依存しない市場での優位性を確立できることからマーケターの人材ニーズが高まっています。
デジタルマーケターとは
上記のようなデジタルマーケティングを仕事とする人のことを、「デジタルマーケター」と呼びます。
デジタルマーケターは、主にマーケティング会社や企業のマーケティング部などに所属し、マーケティング戦略の企画・立案や施策の実施、それを受けての分析を主な業務にしています(詳しい仕事内容は後ほど解説します)。
デジタルマーケターの魅力
デジタルマーケターの魅力は、何よりも自分の立てたマーケティング戦略によって、企業の売上に貢献できることです。
企業のマーケティングには基本的に多くの予算が必要になります。ですので、デジタルマーケターのマーケティング戦略は、ときに企業の業績を左右する責任重大なものです。
こうした一大プロジェクトに参加できること、そして自分が時間をかけて立てた戦略を通じて商品やサービスがお客様に届けられることに大きなやりがいを見出すことが多いようです。
また、デジタルマーケターはテレワークで働くことができるのも大きなメリットです。デジタルマーケターの仕事は基本的にパソコンがあれば成立することが多く、積極的にテレワークを推進している企業も多くあります。
ですので、テレワークでの勤務を希望する方にとっても、非常に魅力的な職業と言えるでしょう。
ウェブマーケターやデータアナリストとは何が違う?
デジタルマーケターと似た職種に、「ウェブマーケター」や「データアナリスト」がありますが、これらとはどのような違いがあるのでしょうか?
ウェブマーケターは、主にデジタルマーケティングの中でもウェブサイトに特化してマーケティングを行います。
例えば、ウェブサイトのコンテンツを充実させたり、インターネット広告などを活用して、サイトの認知度やアクセスの強化を図ったりして、より広告が顧客に届くようにします。
また、データアナリストはデータ分析に重きを置いていて、特にビックデータのような高度で複雑なデータを読み解く場合はデータ分析の専門知識が必要です。こうした際に、データアナリストは活躍します。
まとめると、ウェブマーケターはウェブサイトを中心としたマーケティングを行う存在で、データアナリストはビックデータをはじめとしたデータ分析の専門家といえるでしょう。
デジタルマーケターの主な仕事内容と流れ
ここからは、デジタルマーケターが普段どのような仕事をしているのか、基本的な流れとともに解説していきましょう。
- 打ち合わせ・企画
- マーケティング施策の実施
- データ分析・改善
①打ち合わせ・企画
まずは、クライアントと打ち合わせを行ったのち、どのようなマーケティングを行うか企画を立ち上げます。
ここでは、担当する商品やサービス、それを利用するユーザーを理解し、目標達成に必要な要因からマーケティングの全体像について企画・立案を行います。
②マーケティング施策の実施
企画・立案を終え、社内プレゼンなどを経て承認されると、いよいよマーケティング施策を実施します。
また、実際にマーケティングを行う場合には、別の部署や依頼先の広告代理店、プロモーション会社などと連携して実施することも多いため、専門知識だけでなくあらゆる部署との調整力も重要になってきます。
③データ分析・改善
施策の実施から一定期間が経過したら、マーケティングの効果はあったのかデータ分析と検証を行います。
デジタルマーケティングでは、詳細な数値やデータをリアルタイムに収集できるため、効果が高かった施策はさらにブラッシュアップして次のマーケティングに活かしたり、反対に効果が見られなかった場合はすぐに内容を見直して改善したりします。
デジタルマーケターになるには
実際にデジタルマーケターとして働くためには、どのような方法があるのでしょうか?次の2つの方法について解説します。
- 新卒で就職する
- 中途採用で就職する
新卒で就職する
最もスタンダードな方法は、新卒で企業に就職することです。
主な就職先は、マーケティング会社やコンサルティング会社、制作会社で、最初はアシスタントとして勤務することが一般的です。
そこから、経験を積むことでマネージャーにキャリアアップしたり、独立して活躍したりすることも可能です。
中途採用で就職する
新卒でなくても、デジタルマーケターは中途採用の募集も比較的多く行われている職業です。
実際、マーケティング業界は人手不足で、入社後の育成を見据えて「未経験可」の求人募集が出されることも多くあります。
ただし、デジタルマーケターに求められるスキルは一朝一夕で身につけられるものではありません。また、デジタルマーケティング業界は日進月歩なので、日々最新の情報にアップデートし、それを実践していく必要があります。
ですので、未経験からデジタルマーケターをめざす場合は、必要な知識やスキルについて十分リサーチし、募集に応募することをおすすめします。
【デジタルマーケター】あると有利な資格・スキル
デジタルマーケターとして採用されるにあたり、取得が必須とされる資格などは基本的にはありません。ですが、次の4つの資格は取得すると選考で高い評価を得て、採用に結びつきやすくなります。
ウェブ解析士
:ウェブ解析士は、アクセス解析などのノウハウを網羅的に学べる資格で、ウェブ解析士、上級ウェブ解析士、ウェブ解析士マスターの順で3段階に分かれている。
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
:Googleアナリティクス個人認定資格は、Googleアナリティクスに関する知識や技能を証明するための資格。Googleアナリティクスは、Googleが提供するアクセス解析ツールで、デジタルマーケティングでは欠かすことができないツールとされている。
マーケティング・ビジネス実務検定
:マーケティング・ビジネス実務検定は、さまざまな業界や業種に共通したマーケティング知識を習得するための検定試験で、難易度が低い順からC級、B級、A級との種類に分かれている。
ネットマーケティング検定
:ネットマーケティング検定は、デジタルマーケティングの基本的な内容から関連法規までを網羅的に学べる検定試験。デジタルマーケティングの基礎を身に付けたい方に最適。
デジタルマーケターの将来性について
デジタルマーケターは、今後さらに需要が高まることが見込まれる職業です。
誰もが必ずスマホを持つようになった現代において、マーケティングの高い専門性と幅広い知識を持つデジタルマーケターは、将来的にも多くの企業から引く手あまたになることが予想されます。
一方で、こうした状況があるからこそ、「デジタルマーケターをめざしたい!」と思う求職者も増加傾向にあります。
ですので、必要な知識を身につけ、他の求職者と差をつけられるような人材をめざす必要があるでしょう。
デジタルマーケターをめざすなら仙台大原簿記情報公務員専門学校がおすすめ
より確実にデジタルマーケターをめざしたい方には、仙台大原簿記情報公務員専門学校の「デジタルマーケティングコース」で学ぶことができます。
このコースではデジタルマーケティングの基礎から、現場で即戦力として活躍するのに必要な知識まで幅広く学び、ITパスポート試験やネットマーケティング検定の取得をめざします。
多くの上場企業において広告やアクセス解析で活用されているGoogleアナリティクスについて学ぶこともでき、データの分析・解析、企画立案まで行えるデジタルマーケターとして、あらゆる業種で必要とされる人材をめざします。
まとめ
今回は、デジタルマーケターになるための方法について解説しました。
デジタルマーケターは、今後あらゆる業種で需要が期待できる職業です。
身につけなければならない専門知識やスキルは多いですが、ひとつひとつ習得していくことによって、さまざまな企業で活躍できる即戦力をめざせるでしょう。
マーケティングに興味のある方は、ぜひ本コラムを参考にしてデジタルマーケターをめざしてみてください。
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